こんにちは。
お米の三輪です。
報告が遅くなりましたが、今年のお米の収穫がすべて終わりました。
平年に比べて品質、収量ともに低下しました。
台風21号、24号の影響、また、9月の長雨の影響をもろに受けた形です。
作況指数というのですが、数値で表すことができ、農家にとっても明白になるものです。
今年のコメの作況指数は99で平年並みだが、新潟、山形、北海道という主要産地にて軒並み低下したそうです。
特に北海道は90と『不良』であり、全国的に品質が悪くても価格は上昇しているようです。
当社も10月より値上げさせていただきました。
そして、価格上昇しているポイントはこれだけではありません。
業務用米が不足している模様です。
当社も今でこそ『あいちのかおり』を生産していますが、3年前まで『あさひの夢』という業務用(加工用)米を生産していました。
少しでも売り上げを得るためにお米をブランド化して、生産する農家は当社も含めて多くなり、また、個人農家の自家でのお米の生産、田植え、稲刈り、籾摺り、お米屋への直接販売が減り、JAや稲作オペレーターへの委託が急激に増えたのが原因です。
スーパー等でお米を売ることにより、お米屋が軒並み廃業したことも一因としてあるかもしれません。
今後、政府の目指す大規模化農業が発展することも多くなりますが、一方でここ1年小規模化農業を見直す動きも出てきました。
前者が進めば、お米価格は上昇する傾向になるでしょうし、後者が進めば価格はある程度落ち着くのかなと個人的には見ています。
また大きな動き、変化があれば、この場で皆様にもお伝えしていきます。